「京料理」をかたちづくる大切なことうつわと料理の道具

日本の食文化を支える
美しいこだわり

料理のきものと言えるのがうつわです。うつわは陶磁器や塗りもの、白木、ガラスなどさまざまで、陶磁器ひとつとっても産地や土、うわぐすりや絵付けなど多種多彩です。どれにも言えるのは、料理にふさわしいこと、そして季節感が出ていることです。また、夏の一皿に青もみじをそえ、秋には紅葉をそえるといった、季節ごとの風物をあしらうと、料理を盛ったうつわが絵画のようになります。
盛り付けは派手すぎず、シンプルでいて雅な風情を感じさせるように。もちろんお客さまが食べやすいよう、さりげない心づかいも行き届いています。この料理をつくる道具も、包丁や鍋など、素材がよりおいしく美しく料理できるようにという工夫のなかで進化してきました。

ページトップへ