「京料理」をかたちづくる大切なことおもてなしのこころ

五感にアピールして
お客さまを喜ばせるこころ

「おもてなし」には、なにかをもってなしとげるという意味があるそうです。お迎えする人を喜ばせるために、ここで過ごす時間がすばらしいものとなるように…工夫をこらして部屋をしつらえ、ていねいに料理をつくってお世話します。これらのなにかひとつが欠けても居心地が悪くなってしまいます。
料理屋さんなら、一歩はいったときからおもてなしは始まっています。石たたみに水がまかれてしっとりしたたたずまいを見せ、庭木はよく手入れされいきいきしています。部屋はその季節にふさわしいもので彩られ、料理には旬のものが使われています。料理だけでなく、とりまくいろいろなものでお客さまを歓迎する心づかいが、おもてなしです。

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