私たちが暮らすそれぞれの街並みや風景は祖先がそれぞれの地域の風土に根ざして営みを続けてきたことでつくられてきました。それらはわたしたちの心を豊かにし、またアイデンティティーの形成にもつながっています。
京都市ではこの度、そうした地域ごとの暮らしが作り上げた文化的景観について、京都市全域を対象とした悉皆調査を行い、その価値をまとめました。
地域にお住まいの方々が普段みなれた風景を、違った角度から見つめなおす機会となれば幸いです。
なお、調査報告書は国立国会図書館、全国の都道府県立図書館、京都市立の各図書館、京都市情報公開コーナーで御覧いただけます。
(1)東陣界隈 ―― 中心地域の伝統景観
(2)東西本願寺界隈 ―― 中心地域の門前町景観
(3)嵯峨 ―― 周縁地域の景勝・遊楽景観
(4)上賀茂 ―― 周縁地域の社家町景観
(5)松ケ崎・下鴨 ―― 周縁地域の沿道・水辺景観
(6)鞍馬・貴船 ―― 周縁地域の信仰・街道景観
(7)大原 ―― 周縁地域の信仰・農業景観
(8)山科 ―― 周縁地域の街道景観
(9)鳥羽街道界隈 ―― 周縁地域の街道景観
(10)大枝・大原野 ―― 周辺地域の園芸農林業景観
(11)愛宕山麓 ―― 周辺地域の園芸農業景観
(12)久多 ―― 周辺地域の農林業景観
(13)京北 ―― 周辺地域の農林業景観